オリエンタルランドの落日

日経新聞6/4の夕刊から


 『表記と違う食材で1400食 東京ディズニーリゾート 3ホテル提供』

 東京ディズニーリゾートで3つのホテルを運営する「ミリアルリゾートホテルズ」は4日までに、それぞれのホテルでメニューの表記とは違う食材を使い、少なくとも計1400食の料理を提供していたとホームページで発表した。

 同社によると東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのレストラン「シルクロードガーデン」で5月11〜23日、車エビと表記しながら実際はブラックタイガーを使って296食を提供。別のレストラン「オチェーアノ」では、条件を満たさない交雑種の肉を和牛として使っていた。東京ディズニーランドホテルのルームサービスでは昨年7月以降、ディズニーアンバサダーホテルでは今年2月以降、日本農林規格で地鶏の表記が認められない国産鶏を使用していた。

 同社は「管理態勢の不備があり、認識が不足していた」としている。16日まで特別電話窓口を設置し、該当する料理を食べたことが確認できれば千円を返金する。問い合わせは、フリーダイヤル(電話0120・456266)。


これは会社が言っているように千円返金すれば足りる問題ではなく、ディズニーのブランド価値を著しく傷つけるものです。やっていることは「うっかりミス」ではなく「故意による詐欺」なんです。

国内においては向かうところ敵なしのディズニーですが、奢りと言っては言い過ぎでしょうが、どこか気のゆるみのようなものを感じてしまいます。

サービス業においては長年培ったブランドの信用も一日のうちに崩れてしまいます。かつて京都の吉兆で同じようなことがありました。

今回は遊園地の中ではなく付属施設であるホテルの事例ではありますが、消費者の目線からすると両者はディズニー・ブランドとして一体化されているものでしょう。

一事が万事ともいいますが、このような事例に会社が危機感を持てないようだと、ディズニーは今後しばらく落日の道をたどることになりそうです。もし私がカラ売りをやるのならOLCはその候補としてリスト・アップされると思います。