主役から脇役へ?

バーナンキ議長の発言からしばらく経ちましたが、マーケットは落ち着くとまではなかなか行かないようです。金融緩和の縮小を先取りすると言うことなのでしょうが、もしそうなら株価は下がるはず。一方金融緩和の縮小は景気の回復を意味していますから、企業収益の回復で株価は上がるはずです。

マーケットはそこのところがどちらに転ぶのか、つまり金融緩和の縮小=金融相場の終りから、景気回復=業績相場の始まり、へとスムーズに移行できるのかどうか、今一つ測りかねていると言うのが現状ではないでしょうか。

日本企業の場合も来年3月期の決算見通しはかなりの増益なのですが、そこが見通し通りに実現するのかどうかが今後のポイントになるでしょう。今のところ一番の懸念要因は新興国の景気が振るわないことでしょう。

中国、インド、ブラジルではインフレなのに不景気という複雑な状況が起きています。特に中国、ブラジルでは株価が年初来安値を更新中でもあります。

新興国の不景気(スタグフレーション)は先進国にとっても見過ごせない問題で、特にアメリカのように国内のマーケットが大きく海外依存度が低い国よりも、日本のような依存度の高い小国に大きな影響が及ぶものと思われます。

これから先は企業の業績見通しや景気の先行きを表わす指標をより注視する必要がありそうです。FRBや日銀は今までの相場の主役から脇役へと次第にその地位を譲ることになって行くのかもしれません。