危機意識はいつ醸成されるか

相変わらず暇なのでデフレについての歴史を勉強している

19世紀のイギリスの大不況時代(1873〜1890)や

1920〜1930の日本における数回におよぶ恐慌などについてだ

これらの時代はもちろん今と違っていて

戦争があったり為替は金(銀)本位だったりして

単純に今と比較することはできないのだけれど

それでも今に通じるところがある

ただ、政府債務がGDP比で200%以上になっていて

かつデフレが起きている。かつ人口が減少し高齢化が進んでいる

こういう時代の参考になるものは過去にはないと思う。

ただ、デフレや恐慌から脱出する過程で過去にどういうことが起きたか

それについてはある程度共通するものがあるのではないか。

その例をあげると政治家が国民に迎合して(ポピュリズム

改革に手をつけるのが遅れた場合はその国の信任が失われ

ハイパー・インフレが起こって貧富の差が広がり

同時に借金が帳消しになり通貨が安くなり

経常収支の赤字が改善して景気が回復する

危機意識から社会改革が大胆に行われようやくデフレから脱却する

イギリスの場合は大不況時代に世界の覇権国家から転落して

ポンドはドルに対し切り下げの連続で絶えずインフレに悩まされた

1970年代末にサッチャー首相が登場して

行過ぎた福祉と衰退した産業の保護を切り捨てて

所得税法人税の引き下げ、付加価値税の引き上げをセットで行う

血も涙もない「鉄の女(アイアン・レディ)*」とよばれた。

そしてようやく衰退に歯止めがかかることに。

この間大不況時代からは100年が経過していた。

*「言いたいことがあれば男(の政治家)に言いなさい
やりたいことがあれば女(の政治家)に言いなさい」
サッチャー語録の一部)