資本主義の終わりの始まり

今日本でもっともすぐれた経済アナリスト(あえて学者とは言わない)

それは水野和夫さんであろう

この人の近著「資本主義の終焉と歴史の危機」はよく書けている

過去に2〜3冊読んでいるので内容的には同じ部分もあるが

それを差し引いても全体としてはまとまっていて金を払うのに値する

畑仕事に飽きたので今日は半日この本を終わりまで読んでしまった

バフェットさんは自分が死んだ時の(もう81歳である)

妻への(遺産としての)信託基金の運用を次のように規定している

まず1割を短期財務省証券(アメリカ国債)で

そして9割をS&P500に連動するETF

今年のバークシャー・ハザウェイの株主への手紙を

英文で読むことができた人ならもうとっくに知っていることだろう

つまりバフェットさんは妻がこの世にいる間

おそらく10〜20年くらいの間はアメリカと資本主義の将来を

大きく変えることはないだろうと楽観しているではないだろうか

ただ、水野さんの所説によれば利子率が2%を割れることは

資本主義の死を意味すると言うことである

ちなみに日本の場合は1990年代の後半に2%を割ったまま

20年近くすでに経っているので

歴史に照らしてみると日本の資本主義はすでにご臨終である

アメリカも状況は同じで半世紀くらいの利子率の推移をみるなら

利子率が趨勢的に2%に近づいていることがわかる

事実リーマンショックの後しばらくは1%台だった

その後回復はしたものの3%余りには到達したものの

昨年後半からまたジリジリと2%に近づいているのだ

バフェットさんはあと10〜20年アメリカの資本主義はだいじょうぶ

そう読んでいるわけであるが現実はかなり微妙なところだ

バフェット夫妻より余命があるわれわれは資本主義の未来

=株式の未来についてどう考えるのか

いずれ答えを出さなねばならない時が来るだろう